07/09/22〜23 甲武信ヶ岳〜雁坂峠 残暑とガスのグルリップ・・・そのA

うぬぬ・・・信じられないこの長さ・・・

その@からの続きです。

2日目 9/23(日)

甲武信ヶ岳 06:35 - 06:52 木賊山分岐 - 07:10 賽の河原 07:22 - 07:46 笹平・破風山非難小屋 08:00 -

- 09:00 西破風山 09:21 - 11:09 雁坂嶺 11:19 - 11:51 雁坂峠 12:31 - 14:25 沓切沢出合い -

- 14:52 沓切沢橋・林道終点 - 15:50 村営釣り場・登山口 - 16:02 みちの駅みとみ 16:19 - 16:29 西沢渓谷駐車場

 AM04:00 起床

 テントから顔を出してお天気チェック!

 満天の・・・とはいかないまでもきれいに星が見えてます。

 「いざ、ご来光!」 再度登頂決定です。

 早速夕食の残りのトマトスープに早茹で3分のクルクルパスタをぶち込

 んで朝食に・・・コーヒーを飲んで出発。

 05:00 テント場発

なんかちょっと怖ぇぇ〜

 05:17 甲武信ヶ岳山頂

 ご来光目当ての人で混んでいると思ったら・・・誰もいない・・・

 日の出前の標識をパチリ。

 朝日は木で見えないので東側が開けた岩場に戻ります。

朝焼けの

光の中に

立つ影は

ミラーマン

鏡の世界を通り抜け

 山頂より小屋側に少し移動した岩場から。

 明るくなり始めたら続々と人が上がってきましたよ。

 小屋からの空荷の人だけじゃなく早出の縦走の人も何組か。

 雲が多くてご来光は絶望的・・・今日は雨の予報だったので

 この朝焼けの景色が見られただけでもラッキーって事かな。

 1〜3枚目・・・破風山、雁坂嶺、そのむこうに和名倉山。

 関東平野は雲の中です。

 4枚目・・・黒金山と乾徳山

 5枚目・・・国師ヶ岳、北奥千丈岳、その奥に朝日岳、金峰山。

 今回初めて顔を出した金峰山。

 最初で最後ですが・・・うう〜む、もうちょっとはっきりと・・・

 ってそれは贅沢と言うものか?

 朝焼けタイムもここまで。

 今日のルートは雁坂周りで下山。

 隊長とTOMさんも同じコースなので6時集合で一緒に歩く事に

 なっているんです。

 急いでテントを撤収しなければ!

 走って下山。

 暗いうちに大体のパッキングはしておいたのでテントの撤収と

 パッキングを残すのみ。急げ!

 10分ほど遅刻ですがなんとかみんなに合流。

 07:35 甲武信小屋 発

 小屋の前が木賊山方面と巻き道(縦走路)になってます。

 迷わず巻き道。

こっちに行くと木賊山

 06:52 木賊山分岐 通過

 木賊山の反対側の分岐通過。

 戸渡尾根を使う場合でもこちらの巻き道を使えばちょっと楽。

 帰りは木賊山のピークを踏む気にならないもんねぇ。

 石楠花に囲まれた穏やかな尾根道を5分ほど進むといよいよ下りに

 かかります。

 破風山との鞍部、笹平まで約300mの下り・・・せっかく登ったのに

 もったいない・・・

 結構急な下りです。

 雨だったらイヤだな・・・下りも、登りも。

 道標まで急降下だったり(笑

水晶山、古札山

破風山

 下りの途中で少し展望の利くところがあります。

 水晶山、古札山の向こうに雲海。ちょっと冴えないけど。

 そしてこれから向かう破風山。

 あ゛〜〜〜登り返しがぁ〜・・・200mくらいだけど、きついなー。

破風山

木賊山

 07:10 賽の河原 着

 10分ほど下ると白い砂と岩が立ち並ぶ賽の河原と呼ばれる場所に

 出ます。

 この日最後の展望です。

 行く手には破風山、雁坂嶺。

 振り返るとかすかな青空と木賊山。

 ここから見る斜面は縞枯れ現象なんでしょうか?

 所々立ち枯れの木が目立ちます。

 さあさあ、先は長いですよ。

 07:22 賽の河原 発

 相変わらずの急降下。

 水が流れて溝になってます。歩きにくい・・・

 傾斜が緩くなりました。

 尾根上にも立ち枯れが目立ちます。

 何の木なんだろう?シラビソ?

 やがて下草に笹が出始めると・・・

 07:46 笹平・破風山非難小屋

 立派な小屋ですが・・・小屋の裏のゴミがなんとも興醒めです。

 小屋の中にはストーブあり。

 なかなか快適に過ごせそうです。

 かつて心中騒ぎなどあったそうなのでその方面に敏感な方は

 やめておいたほうがいいかもしれませんが・・・

 南側の斜面を20分ほど下ると水場があるそうです。

 ヌク沢の源頭部になるのかな?確認はしてません。

 ここで2組に抜かれました、と言うか先に行ってもらったというか。

 08:00 笹平・破風山非難小屋

 北側からガスが上がってきて稜線上はガスガス。

 さて、ここから破風山まで約220mの登り。

 一人だけテント装備の私はとてもノロノロペース。

 30分、標高差約100mで一本・・・これじゃなかなか進まないよねえ。

 隊長もTOMさんも私のペースに合わせてくれます。

 しばらく樹林の中を登りますが、そのうち木の背が低くなり石楠花

 が混ざります。

 岩が多くなってきましたよ。

 晴れていたら眺めがいいんだろうなあ・・・

 08:30 2,240m付近 一本

 破風山まで約半分。一本立てます。

 このちょっと手前ですれ違ったおじいちゃん、雁坂小屋からだそうです。

道標

どうひょう

どーひょー

まだ道標

まだまだ道標

まだまだまだ道標

 岩の急斜がふと緩くなると道は樹林の中を行きます。

 すると間もなく

 09:00 西破風山 着

 そして怒涛の道標コレクション・・・こんなにいらんよねえ・・・

 隊長がささっとストーブとコッフェルを出してくれたのでたっぷりと

 担いできた甲武信のおいしい水でホットレモンなどいただきました。

 ホットレモンよいです。とっても。

 次回は私もホットレモン&ホット柚子を用意しますよ。

 朝から抜きつ抜かれつしていたおじさん1、おばさん2

 (ご夫婦と奥さんの友達?)パーティーが到着。

 少し話をしていたら「3人はどんなお仲間なんですか?」

 と聞かれたので

 「昨日の登りで一緒になったんです。」

 と答えると

 「えー、もう何年も一緒に歩いているのかと思った。」 と。

 ああ、そういう風に見えるんだ。我ら3人パーティー。

 なんかうれしい。

 09:21 西破風山 発

 山頂は展望無しですがちょっと進むと好展望地があります・・・

 あ、晴れていればですが・・・こちらで休憩した方がいいでしょう。

 尾根を進むと

 09:46 東破風山 通過

 写真だけ撮って通過です。

 とうとう雨がポツポツと・・・

 破風山からはゆるゆると100mほどの下りです。

 このあたりは鹿の食害でしょうか?

 身包みはがされた木が目立ちます。

 そういえば前日鹿の群れが車道を闊歩してました。

 人間と野生動物のバランス・・・難しい問題ですね。

 鞍部で休憩・・・って休んでばっかり。

 その度に山の話で盛り上がりなかなか先に進まない我パーティー。

 10:17 2,085m鞍部

 10:25 発

 いかにも「奥秩父らしい」苔むした道を行きます。

 頂上手前にちょっとした登りがありますが写真など撮りながら

 ゆっくりと進みます。

 光が足りなくてまともな写真がありませんでしたが(笑

 11:09 雁坂嶺 着

 やっぱりここでも休憩ぃぃぃぃ〜。

 11:19 雁坂嶺 発

 頂上からは230mの下りです。

 樹林の急降下を行くと突然視界が開けて笹の道になります。

 きっと最高の眺めのはず・・・

 ここまでくれば峠のベンチが見えます。

 夏ならこのあたりはお花畑になっているそうですよ。

 11:51 雁坂峠 着

 そして道標コレクション・・・こんなに(゚听)イラネ

 コースタイムを相当オーバーしていますが・・・

 (・ε・)キニシナイ!! (゚ε゚)キニシナイ!!  一休み、一休み。

 ここでお湯を沸かしてコーヒータイム。

 各自昼食をとります。

 私は大好物の魚肉ソーセージとカロリーメイト・・・なんか貧しい。

 さすが雁坂峠、甲武信ヶ岳方面から4人パーティー+3人パーティー。

 雁坂小屋方面 から5,6人+単独1人と次々にやってきて広瀬に

 下る人、甲武信方面に行く人と往来があります。

 秩父・豆焼橋からこの雁坂峠を通って広瀬までのこのコース、

 現在の雁坂トンネルが開通するまで国道140号線として地図に

 記載されていた事は有名な話・・・

 雁坂小屋の便所小屋がこの登山道をふさぐように立っていて

 その便所の中を国道が通っている・・・便所国道と呼ばれていた

 と言うのも有名な話。

 今度はこの旧国道を巡る旅をしてみようかと。 

 12:31 雁坂峠 発

 このベンチの間を行く道がついこの間まで国道だ140号だった

 わけですよ。

 3人とも同じ駐車場に車を止めているので暗くなるまでに林道に

 降りればいいくらいの気持ちでのんびりと行きます。

 明日も休みだしね。

 雨が降ったりやんだり・・・カッパを着るかどうか迷うところ。

 でもそのまま行っちゃいます。

 ひろぉ〜い笹原の九十九折れを急降下です。

 晴れてりゃ富士山が見えるんだよね。

 二十数年前に来たときも雨だったな。

 13:18 井戸沢

 またまた一本!

 さあさ、どんどん先に行っちゃってください。

 われらはのんびりゆっくりいきますので。

 トリカブト?ロス疑惑の?

 13:35 発

 久渡沢の右岸を行きます。

 井戸沢をまたいでから少し下ると本流沿いの道を行きます。

 小屋の跡地らしき場所などがありなんとなく国道風・・・

 13:55 トラロープ

 ちょっとした岩場にロープが付けられています。

 ここを沢に下りて沢通しに「右岸」を行きます。

 左岸に渡ってはいけませんよ。

 よく見ると岩にしろペンキで印がしてあります。

 再び沢から離れて約10分ほど進むと渡渉地点に。

 14:19 渡渉点

 左岸に渡ります。

 赤テープやら看板やらでお知らせしてあるのですぐにわかりますが

 雨後の増水時はちょっと通れない感じ。

 左岸に渡るとすぐに

 14:25 沓切沢出合い

 左手より沓切沢が合わさります。

 これをまたいで進みます。

 この周辺、紅葉の頃には絶好の撮影ポイントになりそうな予感・・・

 沓切沢からは水平道のような歩きやすい道をサクサクと歩きます。

 14:40 ナメラ沢下降点

 おお、橋と簡易舗装の道が見えましたよ。

 14:52 沓切沢橋・林道終点

 さあさあ、面倒臭い事になってますよ。

 ちなみにこの橋は左手から久度沢に合わさる「唐松尾沢」にかかる橋。

 なのに名前は「沓切沢橋」。そしてこの看板。

 間違えるよね、これは。

 小雨まじりの簡易舗装をあれこれと話しながら下ります。

 土の道と違ってショックがもろに足に伝わるのでキツイっす。

 40分ほど下ると雁坂トンネルの料金所が見えます。

 料金所前の駐車場を過ぎると国道は再びトンネルに入るので

 その上を通り山を巻くように進みます。

 先ほどのトンネルの出口がはるか頭上に・・・

 国道は高架となり頭の上を横切っています。

 ここを過ぎると村営釣り場方面にショートカットがあるので要注意です。

 目印は写真の小さな看板。

 こんな山道を下ると・・・

 15:50 雁坂峠登山口

 やっとここまで来た・・・長かった、林道歩き。

 登山届けのポストもあります。

 村営釣り場にある橋を渡っていくと少し近道みたいだけど渡らずに

 直進してしまいました。

 釣り場ではバーベキューの煙とともにいい臭いが・・・

 ああ、はらへった。

 15:58 国道140号 村営釣り場入口

 国道を道の駅に向かって歩きます。

 ああ、やっとここまで・・・

 16:02 道の駅みとみ

 ここで隊長とTOMさんに連絡先を聞いたりしながらこの2日間を

 振り返ります。

 16:19 道の駅みとみ発

 国道を更に歩いて駐車場に向かいます。

 駐車場の入口右手になんと立派なトイレが・・・スゲイ・・・

 16:29 駐車場着

 やった!大一周完了!

 今回は思いがけず3人パーティーでの山行になりました。

 こんなのもいいもんだなあ・・・「旅は道連れ」ってやつだ・・・

 天気はさえなかったけど隊長やTOMさん、所沢のお父さんのおかげで

 本当に楽しい山行になりましたよ。

 次は長野側から登ってみようかな。

 

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