|
05:09 川上牧丘林道をグイグイと登っていくと明るくなってきた稜線に
金峰山名物「五丈岩」が。
杣口林道は夜間通行止めでAM5:00にならないと通れないと
聞いてきたんだけど・・・そのまま通れましたよ???
|
|
05:25 大弛峠駐車場 着 さすが百名山登山口、山梨側の舗装駐車スペースはすでに満車。
長野側の未舗装スペースにはまだかなり空きがあったのでそちらに
駐車。
林道沿い、山梨側から向かって左側に立派なトイレがあります。
すげいぜ山梨県!ヤマノボラーに優しい県だなー。
林道整備、駐車場整備、トイレの確保・・・
頑張れよー埼玉県!
あの「無駄に立派な」山標識・・・あんなモンに金かねるならさー・・・
|
|
テン場には結構な数のテントがありました。 みんな縦走中かな?
さすがに標高2,000mを超えると朝は寒いね。
カッパを着こんで準備体操!
|
|
北側にはきれいな雲海が・・・子供たち、初雲海。
06:05 大弛峠 発
さあ出発!金峰山まで3.6kmだって。
約2時間半の行程です。
いざ、森の奥へ!
|
|
シラビソの森を進みます。 最初の15分くらいはソコソコの登りですがその後は緩く下り。
下りきった鞍部にケルンが見えたらそこが朝日峠。
朝日峠 06:39
ベンチがあるのでちょいと休憩・・・ほとんど歩いていないけど
子供のペースに合わせます。
ここで一緒になった静岡から来たという男子2人+女子1人の
若い3人組、なんと「富士山でご来光」の予定だったそうです。
んが!富士宮口に行ってみたら3合目近くまで路上駐車の列が
出来ていたのであきらめて山梨方面に来たそうな・・・
すげいな・・・富士山・・・
晴れた樹林の道に漂うあの甘い香り・・・好きなんですよね。
なんかこう、ふぅ〜と吸い込まれていくような不思議な感覚が
あります。時空を飛ぶような・・・フカマチクン?
|
|
立ち枯れのシラビソの間から噂の富士山が・・・ おう?上のほうからさっきの3人組の歓声が聞こえますよ。
きっと最高の展望があるに違いない!
頑張って登るぜい!
|
|
・・・と、頑張る程の事もなく「大ナギ」と呼ばれるちょっとした 岩場ガレに到着。
大ナギ 06:45 着
ここからの眺めは素晴しい。結局このあと山梨側はガスが多く
富士山が顔を出す事はありませんでした。ラッキー!。
ここで先ほどのチーム静岡さんたちと記念写真を取り合ったりして
しばしの撮影大会です。
1番上・・・振り返って三宝、甲武信、木賊、破風、雁坂嶺、雁坂峠
そして国師ヶ岳
2枚目・・・言わずと知れた富士山。今あの山に何人くらいの人が
貼り付いているのだろう?何台の車が?総重量は?
3枚目・・・南アルプス、北岳、間ノ岳、農鳥、鳳凰三山はハッキリ
せず。手前には茅ヶ岳。
4枚目・・・おっ、見えた!五丈岩。その右側が山頂。
奥に鋸岳、甲斐駒。
5枚目・・・北側、荒船山方面はきれいな雲海が。
ひとしきり写真を撮ったらご年配の女性が上がってきたので
展望地を譲って出発。
大ナギ 07:15 発
|
|
そしてすぐに朝日岳。
朝日岳 07:25 着
やっぱりまた富士山・・・しつこい・・・でも仕方ない。好きなんです。
西側はこれから向かう鉄山と金峰山&五丈岩。バックに南ア。
行く手はここからガレの急降下。
とは言ってもきついのは6,70mで九十九折れの道になっているので
なんてことはないんですが子供たちは「せっかく登ったのに!」と
ご立腹の様子。
帰りはここ登らなきゃならんしね。
下りきると樹林の立ち枯れの間から五丈岩。
朝日岳 07:31 発
|
|
鞍部からは樹林の道に
鉄山(クロガネヤマ)分岐 07:59
子供たちがいるほうが鉄山山頂への道(スイマセン塞いでしまって)
右がトラバース道(縦走路)
頂上は展望も何もないのでピークを踏む人はほとんどいないみたい。
ここで後から来たご年配の単独女性、うちの子供たちを見てなんだか
羨ましそう・・・お話を伺ったらお孫さんと山を歩きたいのだとか。
「小学校2年生なんだけど大丈夫かしら?」
子供を連れて山を歩いているとこのお話をされるおじいちゃん
おばあちゃんの多い事。
塩山にお住まいらしいので「来年当たり茅ヶ岳とか夜叉神峠なんて
連れて行ってみようかしら?」なんておっしゃってました。
たのしみですね、お孫さんと山歩き。
おばあちゃん、鉄山のピークを踏んで行くのだとスタスタ藪の中へ。
元気だなあ・・・
我々は帰りに頂上を極めるとしてここはトラバース。
|
|
鉄山を巻いてユルユルと樹林を行くとやがて石楠花が混じり 森林限界へ。
おおぅっ!視界が開けてきましたよ!
|
|
どぉ〜んと賽の河原です。
賽の河原 08:30
ここも素晴しい大展望!
1枚目・・・味のある導票とケルンと小川山
2枚目・・・鉄山の右に国師ヶ岳、北奥千丈岳
3枚目・・・鉄山の左に木賊山、甲武信ヶ岳、三宝山
4枚目・・・瑞垣山と八ヶ岳
う〜ん・・・こんな写真ネット上には溢れているんだけどね
この景色を目の当たりにした感激と興奮は是非残しておかないと。
|
|
賽の河原から90°左に曲がり南西に進路をとる。 あそこが頂上か〜。
岩がでかくて歩きにくい。岩ゴロを進みます。
振り返ると賽の河原・・・
|
|
そしてこの岩のゲートをくぐると・・・
金峰山頂 08:40
このゲート、自然にできたんだよね。出来すぎじゃない?こんなの。
|
|
まだ時間が早いのか山頂にはまだそれほど人はいませんよ。 単独のおじさんをとっ捕まえて記念撮影大会。
岩を登って一番高いところへ。
岩に腰掛けて奥秩父随一の展望を楽しみます。
ハイマツの斜面を駆け上がるガス・・・あぁ〜いいなぁ〜山!
|
|
百名山の山頂で何を思う、わが息子よ(笑 |
|
ひとしきり展望を楽しんだらいよいよ五丈岩へ。
これを目印に歩いてきたけど・・・デ、デカイ!
お揃いのTシャツで3兄弟みたいだなー。
五丈岩の下にシートを敷いてランチタイムです。
お約束のおにぎりと山頂ラーメン。
あとは来た道を戻るだけなのでゆっくりしましょうか・・・
と思ったらあっちからもこっちからも続々と人が到着。
単独あり、グループあり団体あり、大弛から、廻り目平から、
富士見平から・・・とにかく人、人、人
9時半を過ぎた頃には山頂はすごいことに。
でも残念なことに山梨側はガスが出てなにも見えなくなりました。
やっぱり夏山は朝が勝負だね。
いいタイミングで歩いてきたわぁ。
おっ、五丈岩に登る人あり。ギャラリーから惜しみない拍手が(笑
|
|
山頂から瑞垣山・・・今度は富士見平にテント張って瑞垣と合わせて 来てみよう。
千代の吹き上げ・・・どんなところなのかな?
あ、チーム静岡さん・・・やっぱりここでもお互いに撮影大会。
|
|
今回は珍しく山頂で花の写真を・・・
でもなんだかなぁ〜・・・
被写体はさえない、ピントは合ってない、それより何より
一つとして名前がわからない・・・本買って来よう・・・
高校山岳部の夏合宿、南ア、北ア、朝日連峰、谷川・・・
数え切れないほどお花畑を見て数えきれないほど名前を
教えてもらったのに・・・何一つ覚えてねえ・・・
|
|
山を歩いていて一番好きな風景(の内の一つ) 斜面を駆け上がるガス。
でも多すぎるガスは論外です。
やっぱり「晴れてナンボ」だよねえ。アウトドアはさー。
|
|
さあボチボチ行きましょうか・・・ 下山の無事を鳥居右側の岩の上にある小さな祠にお祈り。
金峰山頂 09:55 発
|
|
帰り道は稜線もすっかりガスの中。 行きに巻いた鉄山に行って見ます。
本当に歩かれていないんですね。薄い踏み跡を辿ってみるけど
道は不明瞭。
まあとにかく一番高いところに向かってズンズン進みます。
鉄山山頂 10:28
ホントになにもねえ(写真が山頂です)・・・早々に退却。
朝一本立てた分岐に下ります。
分岐 10:36
|
|
さあさあ最後の一仕事、朝日岳の登りにかかります。 でも登ってみるとたいしたことはありません。
そりゃそうだ、今日は疲れるほどの登り下りをこなしてないものね。
朝日岳 11:13
朝日岳のベンチに座ってガスの切れ間から五丈岩。
この後周囲は完全にガスの中。
驚いた事にこの時間になっても続々と登ってきます。
皆デイパックなどの軽装なので大弛からのピストンなんだと思うの
ですが・・・
2年生くらいの女の子を連れた「親子三代チーム」や30人ほどの
ツアー登山グループなどなど。
夏山にしては行動が遅すぎるような気がするのですよね。
いくらなんでも。
朝日岳 11:25 発
|
|
朝日峠 11:53
ここでもう1つ大きなツアーグループとすれ違い。30人くらい?
すごいね、さすが百名山。
峠から緩い登り返しをかわして最後の下り。
大弛峠 12:25 着
駐車場はもちろん満車、遥か遠くまで路上駐車の列が。
本当は反対側の国師方面にも行きたかったんだけど子供たちは
「早くお風呂!」だそうなので今回はあきらめます。
|
|
一息ついて大弛峠を後にする。 杣口からR140に出て雁坂トンネル方面へ。
乾徳山のときにも寄った笛吹きの湯で一汗流す。
「おなかすいたー。」の声を受け道の駅みとみへ。
ここで「猪豚ラーメン 500円也」を頂いて帰路に着く。
|
帰りは高速を使わずに 雁坂トンネル→大滝→秩父→正丸→飯能経由で。 約3時間半のドライブ・・・軽い渋滞、なんか疲れた。
「百名山」・・・どちらかと言うと否定派のつもりなんだけど大弛峠まで行って
国師、北奥千丈じゃなく金峰山を選ぶところからして十分意識しているよねえ・・・
でもこれ仕方ない。いい山なんだもの。
そんな訳でお気軽2500m登山は無事終了!
条件が良かったから「お気軽」だったってのは十分承知。
さてさて、次はどこに?
|