06/04/09 関東ふれあいの道  「伊豆ヶ岳を越える道」

今までどこも行かなかった訳じゃないんだけど・・・1年ぶりの更新

新緑の季節・・・「せっかくだから山歩きしなきゃ」ってことで2人を連れ出しましたよ。

 

正丸駅→伊豆ヶ岳→高畑山→天目指峠→子の権現→浅見茶屋→吾野駅

このコースは 西武鉄道の 「西武沿線小さなたび 歩・ほ・歩」 で紹介されている健脚向きコースです(コース30)。

子供2人が歩けるか心配だったので西吾野や名栗方面へのエスケープルートも考えましたが心配は無用でしたね。

コース紹介では正味5時間のコースタイムですが、ゆっくりと休み休み9時間かけて歩ききりました。

 

 春休み最終日、天気は上々。

 朝5時半に家を出発、飯能初6:04の西武秩父行に乗り正丸駅へ。

 この正丸駅、小学校の遠足、家族でのバーベキュー、山歩き。

 そして高校の山岳部時代と随分お世話になりました。

 暴力的な速さで時間は流れ今度は自分の子供を連れて降り立った

 という訳ですな。

 身支度を整え、準備体操後出発。

 写真の「斜め」の不思議な階段を下り “出発!”

 正丸駅発 7:04

 階段を降り西武線の線路をくぐり、しばしの車道歩き。

 沢沿いののんびりとした道を緩やかに登ります。

 のどかやね〜〜

 春の花とか安産地蔵堂とかつくしとか・・・

 子供の足でゆっくりのんびり30分歩くと馬頭観音がある分岐に

 つきます。

 伊豆ヶ岳入山口 着 7:17

 そのまま車道を行くと正丸峠へ、今回は先が長いので伊豆ヶ岳

 への最短ルートを行きます。

 ベンチで一休みしてここからいよいよ山道へ

 発 7:25

 沢沿いの道を進みます。

 途中 長岩橋 7:30 を渡り げんきプラザ分岐 7:35

 右へ進むと小高山からげんきプラザへ。

 昔は「少年自然の家」って言ったんだけどねえ、たしか。

 ここを直進。

 やがて沢の水はほとんどなくなり、道はちょっとした岩場歩きに。

 そして伊豆ヶ岳の隠れた名物「泣き坂」へ。

 木の根がむき出しになった急斜面を高度にして70mほど

 ときにはロープを頼りに一気に尾根へと登っていきます。

 荷物をしょっている時、雨の日などはまさしく「泣き坂」

 今日は空身だし子供に合わせたペースなので余裕で通過。

 泣き坂を登りきった尾根 8:04

 上から見た「泣き坂」。写真だと伝わらないと思いますが・・・

    尾根に上がった途端にものすごい風に煽られる。

 急登で汗をかいたので少々寒い。

 痩せ尾根を登ると刈場坂(かばさか)峠から丸山方面、

 振り返れば吾野方面の眺めが素晴しく気持ちいい。

 途中、正丸峠方面からの合流点のピークを左にトラバースして

 伊豆ヶ岳の表の名物「男坂」(クサリ場)下へ。

 男坂下 8:25

 50mほどの岩場をクサリをつたってちょっとしたロッククライミング・・・

 なのだけれど、数年前の転落事故から通行を自粛するよう立て札

 がたっています。

 「通行禁止」ほど厳しい口調ではないものの「自己責任で」と。

    たしか小学校5年生頃の遠足でこのクサリ場を登った覚えがある

 んだけど今回は右手からのトラバースルートの「女坂」を行きます。

 頂上への最後の登り。

 伊豆ヶ岳山頂 着 8:35

 山頂付近は嵐のような風。

 でも2人ともまだまだ元気。

 頂上からの眺めは素晴しく、360度の展望が楽しめます。

 木の枝がちょっと邪魔だけど・・・

 写真は武川岳、武甲山方面の展望。

 クサリ場方向にちょっと下りて風をよけられる場所で一休み。

 お湯を沸かしてコーヒーブレイク。

 ナツ&ユータローは泣き坂の疲れを癒すべく、おにぎりを1つと

 かりんとう、チョコレートなどを貪っておりました。

 山頂 発 9:15

 伊豆ヶ岳山頂から岩場を急降下、約100m下ります。

 下りの足場は悪く、所々ロープが張られています。

 そして鞍部から70mほど登り返して

 古御岳山頂 着 9:34

 ここには東屋があるので伊豆ヶ岳山頂が満員御礼の時に重宝

 しそうです。

 小御岳からの伊豆ヶ岳山頂。

 山頂発 9:40

 古御岳からは木の根と岩の約120メートルの急降下です。

 こちらも所々ロープがあります。

 子供の身長だと段差を超えるのがかなり辛そう。

 登りでは元気だった2人もこの下りはかなりこたえた様子(笑

 下りきるとのんびりとした尾根歩きを楽しめます。

 古御岳からのんびりと約30分。

 高畑山 着 10:18

 ちょっと早いけどランチタイム。

 ママちゃんが朝4時半から作ってくれたおにぎりとソーセージと

 ミートボールをあっという間にたいらげました。

 そして「持ってきてよかった!」チキンラーメンをズルズルと。

 「あったかい!うまい!」

 ここで初めて子の権現方面からのパーティーに遭遇。

 しかし、おっさん・おばはんばっかりやね〜。

 高畑山 発 10:45

 緩やかに尾根を下り

 中ノ沢の頭(イモグナノ頭) 着 11:10(通過)

 このピークのちょっと手前に分岐があり、直進すると「岩場」

 右手の尾根を上がると三角点のあるピークです。

 プラスチックの道標あり。

 でも、岩場っつっても面白そうじゃないので三角点がお勧め。 

 ピークを後にして先に進みます。

 こちらは振り返って天目指峠方面から中ノ沢の頭への道標。

   所々このような立派な道標があるので道に迷う心配はありません。
 と思ったら落とし穴が・・・

 尾根伝いにガシガシ歩いていくと見落としがちなこの道標。

 私も直進の作業道に入りそうになりました。

 天目指峠方面はこの道標の手前5mほどを右手に降りて行きます。

 下りきったところが

 天目指(あまめざす)峠 着 11:40

 写真奥に下っていくと車道沿いに休憩舎があります。

 右が今降りてきた道(伊豆ヶ岳方面)

 左に進んで峠のベンチで小休止。

 この車道は吾野と名栗とを結ぶ林道。

 バイクや車でかなりお世話になりましたが今回は歩きで。

 ここから子の権現手前の愛宕山まで160mの登りに備えて

 中休止。のどを潤します。

 天目指峠 発 11:50

 車道を渡り木の階段を登り始めます。

 ここから最後の登り。

 約100m登るとベンチがあります。 12:04(通過)

 ここから愛宕山までの間に3つのピークがありますが所々にベンチ

 があり、展望もいいので気持ちよく歩けます。

 写真中央には西武ドーム。手前は入間市街?

 峠から4つ目の登り、約50mをかわすと

 愛宕山 着 12:37

 ここには小さな祠があります。

 そしてこの先の子の権現から鐘の音が「ごおぉ〜〜ん」と

 愛宕山を後にして山を下ります。

 するとすぐに「竹寺」方面への分岐。

 正面に子の権現の裏手が見えているのでもうすぐ今回の一番の

 目標「子の権現」へ。

 本堂の裏手から渡り廊下の下をくぐり本堂へ。

 子の権現 着 12:47(頃)

 子の権現には足腰の神様が奉られています。

 山歩きが好きな人にはご利益ありそうですねー。

 そしてこのワラジ、鉄製のワラジなんですが日本一の大きさだ

 そうですよ。

 そして本堂には足腰〜やら学業成就、家内安全、ボケない祈願の

 ろうそくがあります。

 1本百円で名前と願い事を書いて火をつけ、お供えします。

 ナツとユータローは迷わず足腰が丈夫になるというヤツを選び、

 剣道が強くなるように願い事をしていました・・・

 学業成就じゃないんかい・・・

 本堂から参道を下るとでっかい仁王様が睨みをきかせてます。

 山門を出ると両側に土産物屋があり、トイレもOK。

 何か食べようかと思ったけどこの先の浅見茶屋まで我慢、我慢。

 子の権現 発 13:14

 車道に出てすぐ、左側の石の階段を下ります。

 一度車道に出て約10メートル、吾野駅方面への看板があります。

 浅見茶屋の看板もあり、「水曜定休」らしい事が書いてあります。

 ここから山道の下り。

 ここでトレールランナーのご年配が走って上がってきました。

 しかし山で出会うおじさんたちの元気なこと・・・見習いたいですなー。

 ユータローはもう限界・・・登りは体力で乗り切れるけど下りは

 辛いんだよねー。テクニックが必要なのですよ。

 沢沿いの道を下り、やがて車道に。(13:47)

 車道を下り約10分

 浅見茶屋 着 13:56

 本日最後の目的地、ここのうどんが食べたかったのですよ。

 つけうどん 一人前¥600

 うまい!うますぎる!! 風は語りかけてこないけどね・・・

 十万石まんじゅうじゃないから(笑

 こしの強い麺は冷たい水でさらしてあり、汁はアツアツ。

 中に椎茸と油揚げが入っています。

 薬味はネギ、ゴマ、柚子。

 お通しに出してくれた沢庵と葉唐辛子の味噌漬けも絶品でした。

 ここの浅見茶屋、うどんを目当てに来る人も多いらしくかなりの

 賑わい。

 うどんのうまさもそうだけどお店の皆さんがとても感じがよくて

 「また来たい」と思わせます。うん。

 ナツ&ユータローもツルっとたいらげ元気回復。

 浅見茶屋 発 14:45

 吾野駅まで1時間ほどの車道歩き。最後の一踏ん張り!

 20分ほど歩くと左手に秩父御岳神社が。トイレあり。

 高麗川にかかる橋の手前を右に曲がり住宅地を歩きます。

 そして最後の最後に山道の登り。ここまで力を残しておきましょう。

 ブーブー文句を言いながらもがんばって登ると西武線の線路を

 下に見ながら歩く道になります。

 ここまでくればあともう少し。

 吾野駅 着 15:40

 歩行距離約15km、休憩を含めた総時間約9時間。

 2人ともよくがんばった! 

 紅葉の時期にまた来ようね。今度はママも。

 

 

 

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