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春休み最終日、天気は上々。 朝5時半に家を出発、飯能初6:04の西武秩父行に乗り正丸駅へ。
この正丸駅、小学校の遠足、家族でのバーベキュー、山歩き。
そして高校の山岳部時代と随分お世話になりました。
暴力的な速さで時間は流れ今度は自分の子供を連れて降り立った
という訳ですな。
身支度を整え、準備体操後出発。
写真の「斜め」の不思議な階段を下り “出発!”
正丸駅発 7:04
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階段を降り西武線の線路をくぐり、しばしの車道歩き。 沢沿いののんびりとした道を緩やかに登ります。
のどかやね〜〜
春の花とか安産地蔵堂とかつくしとか・・・
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子供の足でゆっくりのんびり30分歩くと馬頭観音がある分岐に つきます。
伊豆ヶ岳入山口 着 7:17
そのまま車道を行くと正丸峠へ、今回は先が長いので伊豆ヶ岳
への最短ルートを行きます。
ベンチで一休みしてここからいよいよ山道へ
発 7:25
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沢沿いの道を進みます。 途中 長岩橋 7:30 を渡り げんきプラザ分岐 7:35
右へ進むと小高山からげんきプラザへ。
昔は「少年自然の家」って言ったんだけどねえ、たしか。
ここを直進。
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やがて沢の水はほとんどなくなり、道はちょっとした岩場歩きに。 そして伊豆ヶ岳の隠れた名物「泣き坂」へ。
木の根がむき出しになった急斜面を高度にして70mほど
ときにはロープを頼りに一気に尾根へと登っていきます。
荷物をしょっている時、雨の日などはまさしく「泣き坂」
今日は空身だし子供に合わせたペースなので余裕で通過。
泣き坂を登りきった尾根 8:04
上から見た「泣き坂」。写真だと伝わらないと思いますが・・・
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尾根に上がった途端にものすごい風に煽られる。 急登で汗をかいたので少々寒い。
痩せ尾根を登ると刈場坂(かばさか)峠から丸山方面、
振り返れば吾野方面の眺めが素晴しく気持ちいい。
途中、正丸峠方面からの合流点のピークを左にトラバースして
伊豆ヶ岳の表の名物「男坂」(クサリ場)下へ。
男坂下 8:25
50mほどの岩場をクサリをつたってちょっとしたロッククライミング・・・
なのだけれど、数年前の転落事故から通行を自粛するよう立て札
がたっています。
「通行禁止」ほど厳しい口調ではないものの「自己責任で」と。
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たしか小学校5年生頃の遠足でこのクサリ場を登った覚えがある んだけど今回は右手からのトラバースルートの「女坂」を行きます。
頂上への最後の登り。
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伊豆ヶ岳山頂 着 8:35 山頂付近は嵐のような風。
でも2人ともまだまだ元気。
頂上からの眺めは素晴しく、360度の展望が楽しめます。
木の枝がちょっと邪魔だけど・・・
写真は武川岳、武甲山方面の展望。
クサリ場方向にちょっと下りて風をよけられる場所で一休み。
お湯を沸かしてコーヒーブレイク。
ナツ&ユータローは泣き坂の疲れを癒すべく、おにぎりを1つと
かりんとう、チョコレートなどを貪っておりました。
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山頂 発 9:15 伊豆ヶ岳山頂から岩場を急降下、約100m下ります。
下りの足場は悪く、所々ロープが張られています。
そして鞍部から70mほど登り返して
古御岳山頂 着 9:34
ここには東屋があるので伊豆ヶ岳山頂が満員御礼の時に重宝
しそうです。
小御岳からの伊豆ヶ岳山頂。
山頂発 9:40
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古御岳からは木の根と岩の約120メートルの急降下です。 こちらも所々ロープがあります。
子供の身長だと段差を超えるのがかなり辛そう。
登りでは元気だった2人もこの下りはかなりこたえた様子(笑
下りきるとのんびりとした尾根歩きを楽しめます。
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古御岳からのんびりと約30分。 高畑山 着 10:18
ちょっと早いけどランチタイム。
ママちゃんが朝4時半から作ってくれたおにぎりとソーセージと
ミートボールをあっという間にたいらげました。
そして「持ってきてよかった!」チキンラーメンをズルズルと。
「あったかい!うまい!」
ここで初めて子の権現方面からのパーティーに遭遇。
しかし、おっさん・おばはんばっかりやね〜。
高畑山 発 10:45
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緩やかに尾根を下り 中ノ沢の頭(イモグナノ頭) 着 11:10(通過)
このピークのちょっと手前に分岐があり、直進すると「岩場」
右手の尾根を上がると三角点のあるピークです。
プラスチックの道標あり。
でも、岩場っつっても面白そうじゃないので三角点がお勧め。
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ピークを後にして先に進みます。 こちらは振り返って天目指峠方面から中ノ沢の頭への道標。
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所々このような立派な道標があるので道に迷う心配はありません。 |
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と思ったら落とし穴が・・・ 尾根伝いにガシガシ歩いていくと見落としがちなこの道標。
私も直進の作業道に入りそうになりました。
天目指峠方面はこの道標の手前5mほどを右手に降りて行きます。
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下りきったところが 天目指(あまめざす)峠 着 11:40
写真奥に下っていくと車道沿いに休憩舎があります。
右が今降りてきた道(伊豆ヶ岳方面)
左に進んで峠のベンチで小休止。
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この車道は吾野と名栗とを結ぶ林道。 バイクや車でかなりお世話になりましたが今回は歩きで。
ここから子の権現手前の愛宕山まで160mの登りに備えて
中休止。のどを潤します。
天目指峠 発 11:50
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車道を渡り木の階段を登り始めます。 ここから最後の登り。
約100m登るとベンチがあります。 12:04(通過)
ここから愛宕山までの間に3つのピークがありますが所々にベンチ
があり、展望もいいので気持ちよく歩けます。
写真中央には西武ドーム。手前は入間市街?
峠から4つ目の登り、約50mをかわすと
愛宕山 着 12:37
ここには小さな祠があります。
そしてこの先の子の権現から鐘の音が「ごおぉ〜〜ん」と
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愛宕山を後にして山を下ります。 するとすぐに「竹寺」方面への分岐。
正面に子の権現の裏手が見えているのでもうすぐ今回の一番の
目標「子の権現」へ。
本堂の裏手から渡り廊下の下をくぐり本堂へ。
子の権現 着 12:47(頃)
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子の権現には足腰の神様が奉られています。 山歩きが好きな人にはご利益ありそうですねー。
そしてこのワラジ、鉄製のワラジなんですが日本一の大きさだ
そうですよ。
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そして本堂には足腰〜やら学業成就、家内安全、ボケない祈願の ろうそくがあります。
1本百円で名前と願い事を書いて火をつけ、お供えします。
ナツとユータローは迷わず足腰が丈夫になるというヤツを選び、
剣道が強くなるように願い事をしていました・・・
学業成就じゃないんかい・・・
本堂から参道を下るとでっかい仁王様が睨みをきかせてます。
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山門を出ると両側に土産物屋があり、トイレもOK。 何か食べようかと思ったけどこの先の浅見茶屋まで我慢、我慢。
子の権現 発 13:14
車道に出てすぐ、左側の石の階段を下ります。
一度車道に出て約10メートル、吾野駅方面への看板があります。
浅見茶屋の看板もあり、「水曜定休」らしい事が書いてあります。
ここから山道の下り。
ここでトレールランナーのご年配が走って上がってきました。
しかし山で出会うおじさんたちの元気なこと・・・見習いたいですなー。
ユータローはもう限界・・・登りは体力で乗り切れるけど下りは
辛いんだよねー。テクニックが必要なのですよ。
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沢沿いの道を下り、やがて車道に。(13:47) 車道を下り約10分
浅見茶屋 着 13:56
本日最後の目的地、ここのうどんが食べたかったのですよ。
つけうどん 一人前¥600
うまい!うますぎる!! 風は語りかけてこないけどね・・・
十万石まんじゅうじゃないから(笑
こしの強い麺は冷たい水でさらしてあり、汁はアツアツ。
中に椎茸と油揚げが入っています。
薬味はネギ、ゴマ、柚子。
お通しに出してくれた沢庵と葉唐辛子の味噌漬けも絶品でした。
ここの浅見茶屋、うどんを目当てに来る人も多いらしくかなりの
賑わい。
うどんのうまさもそうだけどお店の皆さんがとても感じがよくて
「また来たい」と思わせます。うん。
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ナツ&ユータローもツルっとたいらげ元気回復。 浅見茶屋 発 14:45
吾野駅まで1時間ほどの車道歩き。最後の一踏ん張り!
20分ほど歩くと左手に秩父御岳神社が。トイレあり。
高麗川にかかる橋の手前を右に曲がり住宅地を歩きます。
そして最後の最後に山道の登り。ここまで力を残しておきましょう。
ブーブー文句を言いながらもがんばって登ると西武線の線路を
下に見ながら歩く道になります。
ここまでくればあともう少し。
吾野駅 着 15:40
歩行距離約15km、休憩を含めた総時間約9時間。
2人ともよくがんばった!
紅葉の時期にまた来ようね。今度はママも。
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